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秋葉原》「講武稲荷神社(こうぶいなりじんじゃ)」には、神田明神下花街の芸妓(げいこ)さんも詣でてたに違いない。

2014/10/21  

秋葉原駅から昌平橋へ向かって約300m、あの緑色のアーチ橋(松住町架道橋)のふもとからほど近くに講武稲荷神社(こうぶいなりじんじゃ)はあります。秋葉原電気街のビルの谷間にポツリと社(やしろ)を構えています。

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地域の方々に見守られ、かなりキレイな状態を保っています。
いったいどんな神社なんでしょうか?

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このあたりには江戸末期に講武所という、対外危機に備えて旗本や御家人たちを稽古する武術の講習所がありました。これを大貫伝兵衛という人が、幕府からの払い下げを受けて、その一角に稲荷神社を祀ったので「講武稲荷神社」ということだそうです。

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古文のままの由来です。

もう少し伝兵衛さんあたりの様子を知りたいですよね。
どうも当時は講武所のあたりは、近くの神田明神下も含めて、ちょっとした花街だったんです。その花街は、なんと講武所の運営資金を賄うために町屋に設けられたんです。なので、この辺の芸妓さんは「講武所芸者」と呼ばれてたそうです。調べて良かったですねぇ。

どうりで神田明神下には、今はなくとも路地裏に、さりげなく当時の花柳界の雰囲気をかすかににおわせてるわけですね。
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よくお稲荷さんで見る、本殿の左右に鎮座するおキツネ様はなく、岩に三体のおキツネ様が良いバランスで鎮座しています。当時と様子は違うんでしょうけど、ここに「講武所芸者」と呼ばれる芸妓さんたちが、笑顔で詣でているビジュアルが浮かんでしまいました。

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灯籠にも一体おりました。

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社殿の下は神田旅籠町会の皆様が防災備蓄倉庫にも使われているそうです。

昔は神田旅籠町(かんだはたごちょう)。
今は外神田一丁目。秋葉原電気街の一角にポツリですが、
当時は、神田明神下の花街からこの周辺まで、
さぞ賑やかであったに違いありません。

講武稲荷神社(こうぶいなりじんじゃ)
住所〒101-0021 東京都千代田区外神田1−9−2
駅・アクセスJR秋葉原駅 徒歩8分


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