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両国》「総武本線 隅田川橋梁(そうぶほんせん すみだがわきょうりょう)」で変わった東京の鉄道。それは激動の昭和が始まる予感です。

2014/12/10  

JR総武線 両国駅の西口を出て、「国技館通り(こくぎかんどおり)」を南へ向います。「京葉道路」に出たら「隅田川」の方向に向かいます。駅から歩くこと5分ほどで到着する「両国橋」のたもとから「墨田川テラス」と呼ばれる遊歩道に降りたら「総武本線 隅田川橋梁(そうぶほんせん すみだがわきょうりょう)」の両国側おすすめビュースポットに到着です。

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前方に見えるのが「総武本線 隅田川橋梁」です。左側に「浅草橋駅」、右側に「両国駅」があります。この鉄道橋は、総武本線を「両国駅」から「御茶ノ水駅」まで延ばすために、1932年(昭和7年)に架けられました。これによって、東京都心の鉄道とは連絡していなかった総武本線は、秋葉原で東北線、御茶ノ水で中央線に連絡できるようになりました。人々が大きく動きはじめます。

橋に近づく道々、遊歩道の右手「隅田川テラスギャラリー」と呼ばれている壁面には、時期によって張り替えられる墨田区所蔵の浮世絵がズラリと展示されています。この時は「葛飾北斎(かつしかほくさい)」が展示されていました。

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欄干のレリーフで相撲の技の紹介なんかもあります。この遊歩道は、隅田川の南北にずっと続いているので「総武本線 隅田川橋梁」だけでなく、上流の「蔵前橋」、下流の「両国橋」など、隅田川に架かる橋梁を見て歩くのに最適です。

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橋の構造は、3径間ゲルバー下路式ランガー桁というもので、3つに別れた桁の継ぎ目にヒンジを設けて桁を支えるゲルバー方式で、真ん中の桁はアーチとともに荷重を支えるランガー桁という、先進的な技術を採用しています。日本ではこの橋に初めて採用された先進的な構造です。この構造のおかげで、鉄道橋にしてはスリムな外観を実現できているのです。


ひっきりなしに総武線が橋を渡ります。

架橋当時、右方向にある「両国駅」は総武本線の千葉方面に向かう起点、千葉から東京に向かえば終点ということで、当時の「渋谷」や「池袋」よりも乗降客が多かった一大ターミナルでした。橋の完成、総武本線の延伸とともに、その役割は終わりを告げ、次の時代が幕を開けます。

昭和初期に造られた鉄橋を見ると感心しかり。
夢に向かう力強さ、精緻な仕事。
今日もたくさんの人が隅田川を渡ります。

総武本線 隅田川橋梁(そうぶほんせん すみだがわきょうりょう)
住所東京都台東区柳橋1丁目17−10
駅・アクセスJR総武線 両国駅、浅草橋駅 徒歩10分

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