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水道橋》『庭のホテル 東京』で、平成女子が「盆栽」作りに挑戦~世界中から注目を集める“ BONSAI ”ワールド入門編~

2015/03/19  

JR水道橋駅 東口を出たら、目の前の白山通りを右へ。1つ目の横断歩道を、白山通りを挟んで向かい側に渡ります。そのまままっすぐ進むと「小栗坂(おぐりざか)」にぶつかるので、右斜め後ろへUターンのようにして曲がります。約2分ほど歩くとそこに『庭のホテル 東京』があります。

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裏通りに面した、隠れ家的なホテルです。

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庭のホテルには40種類を超える植物が植えてあり、建物周辺からは中庭に向かって小川のせせらぎが続きます。武蔵野の雑木林をイメージした植栽は、四季の自然を目と耳、そして香りで楽しむことができるような設計だそう。都会にいるということを忘れてしまいそうです。

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広々とした清潔感のあるロビーに、「和」を感じさせる可愛らしい置物がありました。すっきりとシンプルな、「美しいモダンな和」がコンセプトです。

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そんな「庭のホテル」で不定期に行われている「ミニ盆栽教室」に参加してきました。ちなみに今回で3回目の開催です。

盆栽とは、自分が見て感じた自然の姿を、鉢に中に表現していく「生きた芸術」です。松のような葉だけのものが有名ですが、さくらんぼやレモンといった実のつくものから、桜やアジサイといった花が咲くものまで多種多様。大事に育てていけば1000年以上生き続けることも。
中でも木の高さ10cm以下のものをミニ盆栽と呼び、最近では様々な商業施設に置かれていることから、若人たちの興味を惹いています。サイズも小さいので、色々な盆栽をコレクションする人も増えています。

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開始時間より少し早めに着いてしまったのですが、すでにちらほらと人が集まっていました。思っていたより若い女性が多く、また男性の参加者の方ももちろんいたので、老若男女問わずという感じです。先生もすでに見えていて、会場内ではすでに盛り上がりを見せています。

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今回教えていただくのは、ミニ盆栽のパイオニア、橋口りか(はしぐちりか)先生です。おじいさまとお父様が盆栽家だったそうで、幼少期より盆栽に親しんできたんだそう。

イラストを描いて、「これ分かるかなぁ?分かんないよね~」など、和やかに笑いを誘う一言一言のおかげで、みんなで楽しく説明を聞くことができました。また、今回作った盆栽のことだけでなく、すでに育てている植物の相談にも親身にのってくださる、とても優しい先生でした。

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先生の紹介やミニ盆栽のお話などを聞きました。桜の花の色が「濃→淡」へと変化していくようなのですが、それを感じられるのは日本人だけだそう。そんな些細な変化も今後注目して見ていきたいですね。

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お話の流れでそのままワークショップに入っていきます。まずは鉢底(はちぞこ)を整え、こんな感じに。土がこぼれないように、また害虫の侵入を防ぐために網を敷いて、針金で固定します。

この上に土や苗木を置いていきます。

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盆栽にしていくのは『旭山桜(あさひやまざくら)(別名:一才桜)』です。まわりには竜のひげや苔などを飾りつけていきます。
旭山桜はあまり大きくならず、育てやすいことから盆栽向き。花が美しいのはもちろん、紅葉も美しい品種です。


苗木を土ごと取り出し、優しく根についた土を払っていきます。集中して取っていたら、あまりにもキレイにしすぎて先生に驚かれました…。

ここで、1つ「へぇ~」と思ったのが、こんな小さな苗木にも腫瘍(しゅよう)ができている可能性があるということ。幹の根元の方を下から触り、幹と根以外の「こぶ」のようなものがあったら、それは悪さをするものなのでちゃんと取って桜を守りましょう。

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私たちの苗木にはなかったので、他の参加者の方のものを拝借。触ってみると土の固まりみたいな感じで固かったです。


根が乾いてきたため、水で少し濡らします。

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向きや配置を考える作業へ。基本的には1番長い枝が正面になるとのことですが、先生曰く「ルールを分かったうえで、自分が好きなように植えるのが一番です」とのこと。この時竜のひげも、根を巻き込みながら一緒に配置していきます。

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配置を決めたら土を入れていきます。根の間にもしっかりと。意外とここが難関で、土が濡れていないためしっかり詰まってくれず悪戦苦闘しました…。

どうにか詰め終わり、フチから下1.5cm程度残したところで完了。根止めをして、苔や砂を置いていきます。


根止めとは、最終的に木が抜けてしまわないようにペンチを使って針金で固定することです。これをすることで木もしっかりと根を張ることができます。
こちらもなかなか難しく、先生にも手伝っていただきました。


作業をしているうちに全体が乾いてしまうため、ここで水の入ったバケツに浸します。この方法はこの時1度だけ。持ち帰ったら、下から出てくる水が透明になるまで水道水をポタポタ、幹を伝わせながら水やりをします。

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ここまで終えたら次は苔探し。自分のイメージする盆栽にぴったりのものを探し出すのも楽しみの一つ。

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苔と共に白砂、黒砂も一緒に配置していきます。今回私たちは白砂のみ使用しました。

作った人それぞれの個性が出る盆栽の完成です。

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完成したものがこちら!正面です。

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裏側から見ると、白砂が見えて、正面とは違った顔を見せてくれます。

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作り終わった後も、教室内では会話が弾みわいわい楽しい時間が流れます。ところどころ難しいところもありましたが、先生が丁寧に指導してくれたのでしっかり完成させることができました。

その場だけでなく、今後どのように接していけばいいのかも教えてもらえるので、初心者でも安心して持ち帰り、愛でることができます。

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盆栽に触れるのは初めてで、初めは敷居が高いように感じていましたが、そんなことは全然ありません。桜をイチから育てて花を咲かせる、そして来年も…なんて自然の命の力強さを感じます。

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毎日芽吹きを楽しみに水やりをしているのですが、芽がだんだんと膨らんできて、緑色になってきました。手のひらサイズの木が育っているなんて神秘的。今か今かとわくわくしながら花が咲くのを待っています。

東京という都会にある、柔らかな雰囲気の上質なホテルで、盆栽教室のワークショップ。自分で植え、考え、形にしたミニ盆栽は、日に日に成長が分かりなんだかほっこりします。この盆栽が、これから何十年、何百年も代々引き継がれていったら…なんて考えるとなんだか不思議。ゆったりと植物と向き合う時間もいいなぁなんて、しみじみ感じます。

庭のホテル 東京
住所〒 101-0061 東京都千代田区三崎町1-1-16
駅・アクセスJR 水道橋駅、都営三田線 水道橋駅、都営新宿線・東京メトロ半蔵門線 神保町駅
Webhttp://www.hotelniwa.jp/index.html
電話番号03-3293-0028


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