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御茶ノ水》『お茶の水 おりがみ会館』で作る華麗な「ダリア」は、複雑な作りだからこそ楽しい。

2015/05/01  

JR御茶ノ水駅を出て聖橋を渡り、まっすぐ歩いていくと、蔵前橋通りにぶつかります。左折し3分ほど歩くと「おりがみ会館」にたどり着きます。

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1858年(安政5年)に創業し、150年以上この地で営まれている「お茶の水 おりがみ会館」。模様やイラストの入った紙や金色に輝いた高級な紙、4階の工房で染めている紙など、様々な質・色・サイズの紙が売られています。作品も展示しており、楽しく折り紙の世界を堪能することができます。

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こちらで行われている教室の一つ、「四季を彩どる花の折り紙」に参加してきました。4月のお花は「ダリア」です。

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部屋に入ると、すでに先生ともう一人先生(この日はお仕事上、特別参加だったそうです)、そして生徒さんがお一人。私も早速席に座ります。

まず驚いたのが、こちらの教室のアットホーム感。人数もさることながら、皆様「こっち座りな~」「じゃあやってくよ~」と、とても気さくに話しかけてくれます。そんな空気感に緊張もほぐれ、楽しく作業が始まりました。

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今回使う紙は全て和紙です。普通の紙に比べて柔らかく折りづらさもありますが、折り目や表裏を間違えてもあまり響かず、丈夫で環境に優しいという利点も。また手触りもふかふか、見ているだけでも暖かみを感じます。

早速花の部分を作っていきますが、基本形は「たとう」の折り方です。古くより何かモノを包むための「たとう紙」の折り方を応用しています。

「折り紙」は貴族が「お金を包む」ためのもので、折り方によって用途が分かりました。たとえば、簪(かんざし)を買う時専用の折り方があり、中身を見なくても「簪を買うためのお金が包んであるんだな…」と判断できます。

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花は、まずは15cm四方のもの2枚、12cm四方のものを2枚。正方形から六角形に切ります。そこから実際に花の形に折っていきます。

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折り目をしっかりつけたい部分には木のへらを使います。

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花のパーツの完成です。

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一番上は6cm四方の小さめの紙。こちらも六角形にしてから折ります。5枚の折り紙を重ねれば、花の完成です!

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途中分からないところが少しでもあったら、すぐに先生に聞くと、実際に折りながら丁寧に教えてくれます。

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折り紙、また折り紙をするための和紙は日本発祥です。そもそも最初の「折り紙」はおみくじを結ぶ、あの動作。つまり、神事(しんじ)や依代(よりしろ)にルーツがあります。それがお金を包むために使われ、だんだん「遊び」の文化として親しまれるようになり、現在に至ります。

先生方曰く、
「今の折り紙は、先人たちが作ってくれたものの一部を変化させて、使わせてもらっているんだよ」

作っている間、折り紙の歴史や文化など様々なことを教えてくださり、「折り紙」の世界の深さを垣間みた気がしました。

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花が完成したら、次は萼(がく)と葉っぱを作っていきます。

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萼は2枚。花のすぐ下についているパーツです。途中までは鶴を作る要領で折り、最後は指で少し広げます。

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葉っぱは3種類のサイズの紙で作ります。使う紙は「板締め(いたじめ)」という染色法を使った緑色の紙です。板締めとは、両サイドから板を当てて固く縛り、染液に浸ける手法。グラデーションのような配色が、陽が当たり輝いているような印象になるため、葉っぱにぴったりだそうです。

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段折り(だんおり)という、扇子などに使われる折り方で作ります。なかなか難しく、何度も先生に助けてもらいながらの作業。折り目を反対側に変えるときは、いったん折り目をならした方がやりやすいということを学びました。裏側は軽くボンドで止めます。

葉っぱが少ないと寂しい印象になってしまうため、多めに作るのがポイント。花とはまた違った大変さを感じました。

実はここで教室は終了。その後の流れの指導を受け、宿題となりました。

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ワイヤーを付け、葉っぱを茎にまきつけたら完成です。
正直大変に感じる作業もありましたが、色々な方のお力添えをいただきながら完成です。

幼少期以来触れる機会のなかった「折り紙」。
「どこかに自分のアイデアを入れると
色々と可能性が広がるんだよ」とは先生の言葉。
子どもからお年寄りまで楽しめる折り紙コミュニティーが、
ここ「おりがみ会館」にありました。

他にもちぎり絵教室や連鶴、紙人形の創作、また折り紙のアクセサリー作りといった内容の教室もあります。アクセサリー作り、ぜひ参加してみたいです!

お茶の水 おりがみ会館
住所〒113-0034 東京都文京区湯島1-7-14
駅・アクセスJR 御茶ノ水駅、東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅
営業時間平日9時30分〜18時
定休日日曜・祝日・年末年始・夏期休暇
Webhttp://www.origamikaikan.co.jp
電話番号03-3811-4025

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