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東京》200種類以上の駅弁が集う、東京駅構内の「駅弁屋 祭」。全国各地の名物駅弁を味わえます。~「東京すごろく」セレクトおすすめ駅弁11選(祭 編。

2015/09/09  

東京駅構内1階。丸の内中央口と八重洲中央口をつなぐ中央通路に「駅弁屋 祭」があります。

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スーツケースを持った人、仕事の合間に立ち寄った人など、多くの人でにぎわっています。「大人のお祭り」のような雰囲気。

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お店の壁には、駅弁のサンプルが並びます。
「駅弁屋 祭」は日本最大級の駅弁売り場。全国各地の名物駅弁などを200種類以上販売しています。

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駅弁の誕生には諸説ありますが、1885年(明治18年)栃木県の宇都宮駅で白木屋旅館(しろきやりょかん)がおにぎり2つとたくあんを竹の皮に包んだものを販売したことがはじまりだと言われています。

1889年(明治22年)には東京~神戸の東海道本線が開通。鉄道の広まりに伴い、駅弁の販売や列車食堂の営業も広がっていったそうです。

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子どもの頃の遠足におやつが欠かせなかったように、大人の鉄道の旅には欠かせない駅弁。数ある駅弁の中から選ぶのも楽しみのひとつです。

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駅構内に面した「駅弁厨房(えきべんちゅうぼう)」では、実際に「ひっぱりだこ飯」を作っている様子を見ることが出来ました。

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「東京すごろく」セレクトおすすめ駅弁11選(祭 編です。「ひっぱりだこ飯」を含む、合計11点をセレクトしました。

★01)NRE大増「東京弁当」(東京都)
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創業1900年(明治33年)「株式会社 日本ばし大増」(現在の株式会社 NRE大増)が作る、東京の老舗の味がつまった贅沢なお弁当。江戸の心を守り続け、匠の技を磨き続けています。

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1914年(大正3年)創業の人形町「魚久(うおひさ)」のキングサーモン粕(かす)漬けは身が大きく、奥までしっかり焼き上げられています。御飯との相性は抜群です。

昔ながらの本格的すし用玉子の専門店、築地の「すし玉青木」は1949年(昭和24年)創業。玉子焼はふんわりした食感で、ほどよい甘さ。

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1895年(明治28年)創業、「浅草今半」の牛肉たけのこ。味わい深いすき焼き風味の牛肉佃煮と、たけのこの食感が楽しめます。

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全9種の野菜(里芋・末広南瓜・こんにゃく・はす・化粧人参・化粧牛蒡(ごぼう)・筍含せ・絹さや・金平牛蒡)が楽しめるうま煮。1900年(明治33年)に創業した「日本ばし大増」が、115年も守り続けてきた伝統の味です。

品目が多く彩り豊かで、目でも楽しめるお弁当です。どれをとっても丁寧な老舗の味が詰まっています。

★02)たかべん(高崎弁当株式会社)「だるま弁当」(群馬県)
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高崎弁当株式会社は、1884年(明治17年)に上越線(じょうえつせん)(高崎線)開業と共に創業。初めはおにぎり弁当を販売していたそうです。「だるま弁当」は高崎市の少林山達磨寺(しょうりんざんだるまじ)の「だるま市」で売られる開運目なしだるまにあやかって1960年(昭和35年)に作られました。

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お醤油と出汁(だし)で炊かれた茶飯の上に、甘く煮た山菜きのこ煮、穂先竹の子煮、椎茸煮、花豆煮、コールドチキン、鶏八幡巻(とりはちまんまき)、黒こんにゃく、赤こんにゃく、栗、カリンコ梅、食感が癖になる山くらげ、山ごぼう等、山の幸がたっぷりと楽しめる、普茶料理(ふちゃりょうり)弁当です。

発売当時は瀬戸物の容器でしたが、現在は持ち運びしやすい様にプラスチック製の容器になっています。食べ終わったら貯金箱や壁掛けとして使うことができます。

★03)源「W7系北陸新幹線(ほくりくしんかんせん) 北都の都」(富山県)
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源は、1900年(明治33年)に料理旅館・富山ホテルを創業。
1908年(明治41年)富山市の鉄道開通をきっかけに、駅弁販売を始めます。1912年(明治45年)には「鱒寿司(ますずし)の美味しさを富山を代表する食に育てたい」という思いから「ますのすし」の販売を開始。2009年(平成21年)には「ますのすしミュージアム」をオープンし、鱒寿司の老舗としてその魅力を発信しています。

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しらたき、焼き豆腐、椎茸、人参、竹の子、らっきょう、麩(ふ)が贅沢にのった牛すき焼き弁当。ワイン漬けのらっきょう、酢飯のご飯がさっぱりとした味わい。石川県で親しまれている加賀麩(かがふ)はもっちりと弾力があり美味しく、北陸の魅力をほのかに感じさせてくれました。大人も子供も楽しめるお弁当です。

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付属のシールをつけたら、新幹線が完成!

★04)新発田三新軒(しばたさんしんけん)「えび千両(せんりょう)ちらし」(新潟県)
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「新発田三新軒」は、1955年(昭和30年)創業。新発田駅で駅構内販売を始めます。「えび千両ちらし」は、2002年(平成14年)JR東日本の「大人の休日」キャンペーン弁当として発売。有名人にもファンが多いお弁当です。

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千両に見たてた大振りの厚焼きたまごの下に隠れているのは…。

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ひとつひとつ手間のかかった、うなぎ、こはだ、えび、いかが隠れていました。とろろ昆布の敷かれたすし飯には細かく刻んだくるみやかんぴょうがアクセントに。どの具材と一緒に食べても、とにかくバランスが絶妙で、ファンが多いのも頷けるお弁当でした。

★05)淡路屋「ひっぱりだこ飯」(兵庫県)
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淡路屋は、1903年(明治36年)に神戸で産声(うぶごえ)をあげました。現在で5代目です。もともと「淡路屋」は、大阪・曽根崎新地(そねざきしんち)「淡字」という屋号の料亭を営んでしました。二代目である寺本秀次郎が新しいビジネスとして駅弁屋をはじめたのが「淡路屋」です。駅弁といえば、一般的な幕の内が多かった時代に、神戸の本物の味にこだわり、アイデア豊かな商品を開発してきました。

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その中の1つ「ひっぱりだこ飯」。1998年(平成10年)、神戸明石と淡路島を結ぶ明石海峡大橋(あかしかいきょうおおはし)開通記念の駅弁として、山陽新幹線西明石(さんようしんかんせんにしあかし)駅で売られたのがはじまりです。

中身は、明石だこのうま煮、穴子のしぐれ煮、蛸天(たこてん)、錦糸卵(きんしたまご)、筍の土佐煮、人参煮、椎茸煮、そして味付け菜の花が飾られています。醤油で炊き込まれたご飯のいい香りが、容器として使われている蛸壺(たこつぼ)の器から漂います。手になじむ蛸壺のフォルム。車窓を流れる景色とともに味わい深くいただける駅弁です。

★06)ウェルネス伯養軒(はくようけん)「伯養軒の牛たん弁当」(宮城県)
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「伯養軒」は、1850年(嘉永3年)に、仙台藩で「大泉屋旅館」として創業。その後、1890年(明治23年)に仙台駅での弁当販売を開始。現在は「ウェルネス伯養軒」として営業しています。

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駅弁なのにあったかい。加熱式の容器で、紐を引き抜いてから10分ほど待つと、蓋を開けたときに湯気が出てきます。

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「牛たん塩焼き」と「牛たんそぼろ」の2種類。「塩焼き」は塩味が効いていて、ごはんがすすみます。「そぼろ」は、甘めの味付け。この2つの味を温かい弁当として楽しめるのは、とっても嬉しいですね。

★07)荻野屋「峠の釜めし」(群馬県)
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荻野屋は、1885年(明治18年)に横川駅開業の時に創業したお店。横川から軽井沢までの峠を越えるために機関車を付け替える必要がありました。その長時間の停車時間に「楽しんでもらえる駅弁を。」の思いから、駅弁は折り詰めという常識を覆し、益子焼(ましこやき)の土釜を使用し1958年(昭和33年)に販売が開始されました。食べ終わった釜で1合のご飯を炊くこともできます。

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上手に炊かれた、ごぼう、椎茸、竹の子、鶏がメインのおかずです。うずら、栗、紅しょうが、グリーンピースで彩りも良く。口直しのあんずも入っています。付け合に、小茄子、きゅうり、ごぼう、梅、わさび漬けの入った別容器も付いて、何度食べても楽しい弁当です。

★08)新杵屋(しんきねや)「どまん中百選 牛肉どまん中&うなぎどまん中」(山形県米沢市)
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牛肉どまん中は、山形新幹線開業に合わせて「新杵屋」で作られました。米沢駅だけではなく、東京駅や上野駅でも販売され、全国的に人気のお弁当になっています。新杵屋は1921年(大正10年)に菓子店として創業しましたが、現在はお弁当をメインに販売しています。商品名の由来である山形県産米「どまん中」は、牛肉煮にぴったりのお米です。

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牛肉煮と牛そぼろをたっぷり乗せた牛肉どまん中と、うなぎどまん中を半分ずつ食べられるお得感のあるお弁当。牛肉は肉そのものにタレがしっかりしみ込んでいるので、冷めていても全然おいしい。お肉を煮るときは、和菓子屋だった新杵屋ならではの独自の製法を引き継いでいるんだとか。

★09)株式会社日本レストランエンタプライズ「チキン弁当」(東京都)
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1964年(昭和39年)東京オリンピック開催に合わせて、外国人観光客向けに考案されました。新幹線で働くコックさん向けに作られたまかないが元になっているそう。天皇陛下も好んで食べられるお弁当です。

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ケチャップライス、唐揚げ、スモークチーズ、マカロニサラダが入ったシンプルなお弁当ですが、玉子そぼろ入りのケチャップライスはトマトの酸味が程よく効いており、昔懐かしい味わい。衣がさくさくの唐揚げは、濃いめの味つけで冷めていてもおいしいです。「東京駅といえばチキン弁当」の評価もあるほどの人気だそう。

★10)いかめし阿部商店「いかめし」(北海道)
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「いかめし阿部商店」は1903年(明治36年)に、阿部弁当店を創業。当初は旅行業と兼任していましたが、1943年(昭和18年)に旅行業を廃止、駅弁業に専念します。京王百貨店で毎年開催される「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」では50回中、47回売り上げ1位を記録しています。

米不足を補うため米の代わりにいかを使いお腹を満たそうと考えられた「いかめし」ですが、今では多くの人々に愛されています。

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うるち米、もち米をいかにつめ、ボイルし“秘伝のたれ”に入れて味付けしています。甘辛の“秘伝のたれ”がいか、お米にしっかりとしみこんでおいしい。いかの歯ごたえはちょうど良く、お米はもちもち。食べやすい大きさもちょうどいいですね。

★11)丸政(まるまさ)「清里高原カツサンド」(山梨県)
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1918年(大正7年)創業の駅弁屋「株式会社丸政」のカツサンド。中央線富士見駅にて駅弁の販売を開始し、1929年(昭和4年)に中央線小淵沢(こぶちざわ)駅に移転します。駅弁の他に、ラーメン、そば店も経営しています。

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肉質を何度も吟味したフジサクラポークを重ね、胡椒で味付けしたカツが入ったカツサンド。一見シンプルですが、濃厚ソースに入ったカレー風味が程よいスパイスになっています。みんなでシェアしやすいこの大きさも魅力のひとつです。

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「駅弁」の文字と日の丸マークが印象的な「駅弁マーク」。
これは1988年(昭和63年)に制定されたもので、社団法人日本鉄道構内営業中央会のメンバーのみが使用することができるものだそう。このマークが記された駅弁こそが「本物の駅弁」なのです。

外枠は弁当容器の「経木(きょうぎ)」、中の十字はお弁当の仕切りをイメージし和を象徴。赤丸は「日の丸弁当」と「人々の交流の暖かさ」を意味し、「駅弁」の文字は歌舞伎の字体を使用しています。そしてローマ字の「EKIBEN」で、日本の食文化「駅弁」を国際的に広めたい。という願いが込められたデザインになっています。

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「駅弁屋 祭」には、まだまだ食べてみたい駅弁がたくさん。「駅弁マーク」のついた「本物の駅弁」で全国を制覇してみたいなぁと思いました。

駅弁屋 祭
住所〒100-0005 東京都千代田区 丸の内1-9-1 JR東京駅構内
駅・アクセスJR東京駅構内
営業時間5:30~23:00
Webhttp://www.tokyoinfo.com/shop-668.html
電話番号03-3213-4352


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