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東銀座》歌舞伎座の公式神社「歌舞伎稲荷大明神」。神前幕に座紋「鳳凰丸(ほうおうまる)」を描き、敷地脇に鎮座。

2015/10/13  

演劇・伝統芸能のシンボルである「歌舞伎座」は、東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座駅」直結で、気軽に足を運べる東京観光の名所です。

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「第五期歌舞伎座」が高層のオフィスタワーを併設し、複合施設「GINZA KABUKIZA」として再スタートしたのは2013年のこと。見た目は先代の面影を残し、屋根の飾りやプロセニアム・アーチの部材は第四期歌舞伎座のものを使っています。

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そもそもは演劇界の改良を唱えた福地源一郎(ふくちげんいちろう)により、1889年(明治22年)に開場した歌舞伎座。初代歌舞伎座は外観こそ洋風でしたが、足を踏み入れると日本風の檜造り(ひのきづくり)で、十三間の舞台を持つ巨大な劇場でした。1911年(明治44年)には大改築が行われ、第二期歌舞伎座が誕生。以降も老朽化や戦災のたびに建て替えられ、現在の第五代目に至ります。

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そんな歌舞伎座ですが、「歌舞伎稲荷大明神」なる神社が敷地の右脇にひっそりと鎮座しています。創建や御祭神は分かっていませんが、第四期歌舞伎座時代から祀られていました。当初は木挽町通り(こびきちょうどおり)に面した場所にありましたが、歌舞伎座の改築とともに遷座しています。

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駅出入り口のほど近く、近代的な街並の中に凛とたつ神社。とてもコンパクトなお社で、社殿前には神使の狐が座っています。

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神前幕にも描かれている座紋「鳳凰丸(ほうおうまる)」ですが、実は奈良 法隆寺の「鳳凰円文螺鈿唐櫃(ほうおうえんもんらでんからひつ)」の紋様が原型なのだそう。福地源一郎が新築した際に、鳳凰丸の紋様を座敷の釘かくしに使い、大変気に入ったため歌舞伎座の紋に採用したと言われています。

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もともとは大入り祈願、安全祈願のために祀られた神社ということで、木挽町界隈の商人もお参りされたそう。以前は劇場の内部にあったため歌舞伎座の観客でないと参拝できず、しかも神社の存在は「現地劇場案内図」にしか記されていなかったようですから、“知る人ぞ知る” 神社だったのではないでしょうか。

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人ひとり分ほどの小さな神社ですが、興行の初日や千穐楽には歌舞伎役者や関係者もお参りされるんだとか。

歌舞伎稲荷大明神の祭事「二の午祭」は恒例の行事になっていますから、きっと歌舞伎座とも縁の深い神社なのでしょう。

歌舞伎稲荷大明神
住所〒104-0061 東京都中央区銀座4-12-15
駅・アクセス東京メトロ日比谷線・都営浅草線 東銀座駅 徒歩0分
電話番号03-3545-6800


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