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赤坂》サックリふんわり、品良く優しい味わい。池波正太郎(いけなみしょうたろう)賞賛の万惣のこだわりホットケーキを「ホットケーキパーラー Fru-Full」で。

2016/04/20  

東京メトロ千代田線赤坂駅の5aか5b出入口を出て、国際新赤坂ビルの東館と西館の間を直進し、氷川公園前の交差点を通り過ぎて、4つ目の脇道を左折します。5分ほどで、1階に「ホットケーキパーラー Fru-Full(ふるふる)」が入っているマンションが見えてきます。

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まるで絵本のタイトルのような看板は、ホットケーキの上にシロップで「Fru-」、隣のメロンに「F」、フォークとスプーンで「ll」を作り、「Fru-Full」と読めるようになっています。カラフルな外観は見ているだけで心が躍り、これからいただくことになる数々のスイーツへの期待が高まります。

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ホットケーキパーラー Fru-Fullは、江戸から続く青果店が経営していた「万惣(まんそう) フルーツパーラー」にゆかりのある人々が開いたお店です。

幕末間近に神田の青果市場で開業した万惣。当初は果物の専門店で、1910年(明治43年)には果物業界ではじめて宮内庁御用達となりました。フルーツパーラーを始めたのは、関東大震災後に店舗を建て直した後の1927年(昭和2年)です。

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万惣フルーツパーラーには、作家の池波正太郎(いけなみしょうたろう)も通っていました。「ホットケーキとフルーツ」と題されたエッセイの中で、池波は万惣のホットケーキとフルーツへのこだわりを賞賛しています。

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2012年に休業した万惣フルーツパーラーですが、このこだわりはFru-Fullに受け継がれています。ホットケーキは専門のスタッフが銅版で焼き上げ、メニューに使われるフルーツの産地や仕入れ方法は厳しく選別されています。

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シンプルで愛らしい店内の装いや、色とりどりのフルーツが入った冷蔵庫を眺めながらメニューを開き、フルーツサンドイッチ、フルーツクリームホットケーキ、そしてフルーツパフェを注文します。

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イチゴとパパイヤにバナナかキウイが組み合わさったフルーツサンドイッチ。乳脂肪分が高めの生クリームは、甘さが控えめでコクがあり、果物の持ち味を引き立て、少し甘めのパン生地とも好相性です。

フルーツサンドイッチは持ち帰ることもできるので、差し入れにもぴったりです。

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ホットケーキに、カットフルーツがミックスされたクリームがそえられたフルーツクリームホットケーキ。万惣とはわずかに粉の配合を変えているというホットケーキは、表面はさっくり、中はふんわりとしていて、品が良く優しい味わいです。

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各テーブルには、「ホットケーキのおいしい召し上がり方」というタイトルの説明書きが置かれています。

① バターは2枚をずらしてそれぞれにぬります。
② 2枚を重ねてお好みサイズにカットして・・・
③ シロップはたっぷりと廻しかけます。
④ バターとシロップのハーモニーがホットケーキの醍醐味です。

同じ内容の説明書きは、万惣フルーツパーラーにも置いてありました。
万惣ファンが見たら、きっと懐かしく思うことでしょう。

まずはバターとシロップで、そして次はクリームとフルーツと一緒にと、色々な食べ合わせを楽しめる1皿です。

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フルーツパフェの上層には、大きくカットされたメロン、オレンジ、パイナップルをはじめ、イチゴやメロゴールド、プルーン、それに金柑が盛り付けられています。

メロゴールドは、グレープフルーツと文旦を掛け合わせて生まれたフルーツで、酸味と甘味のバランスの良さが特徴です。また、赤ワインでコンポートされたプルーンは、上品でさっぱりとした甘さに仕上がっています。丸ごとのっている金柑は、店員さんによると、皮だけでなく種まで食べられるそう。実際に、皮も種もやわらかでかすかに甘く、おいしく頂けました。

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カットフルーツの下には、生クリーム、バニラアイス、ナタデココ、そしてイチゴのシャーベットが盛り付けられています。クリームのまろやかさ、アイスのすっきりとした甘さ、ナタデココのコリコリとした食感、そしてシャーベットの甘酸っぱいシャリシャリ感が見事なハーモニーを織りなし、最後まで飽きさせないおいしさで、それぞれがフルーツの個性をうまく引き立てています。

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「生クリームをかけたり、苺や、餡をつけたりするホットケーキなら、いくらでもまねができよう。しかし、材料へかたむける店主の情熱だけは、まねしきれないのだろう。」
これは、池波正太郎が「ホットケーキとフルーツ」の中で万惣フルーツパーラーに対して言った言葉です。

ホットケーキパーラー Fru-Fullは、確かに万惣の情熱を引き継いでいるようです。

ホットケーキパーラー Fru-Full
住所〒107-0052 東京都港区赤坂2-17-52パラッツオ103号室
駅・アクセス東京メトロ千代田線 赤坂駅 徒歩5分
営業時間平日
11:00〜20:00(ラストオーダー 19:30)
土日祝
11:00〜18:30(ラストオーダー 18:00)
定休日月曜日
Webhttp://www.frufull.jp/
電話番号03-3583-2425


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