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食べる

神保町》かつて、江戸川乱歩(えどがわらんぽ)、井伏鱒二(いぶせますじ)…文豪たちが集まった「天麩羅 はちまき」。活き穴子をまるごと使った穴子海老天丼をいただく。

2016/04/27  

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都営三田線・新宿線、東京メトロ 半蔵門線「神保町駅」A7出入口を出て、白山通りを皇居方面へ進みます。一つ目の交差点を左に曲がり、神田すずらん通りをしばらく歩くと右手に「天麩羅 はちまき」があります。

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1931年(昭和6年)創業。店名の由来は、創業者が独立まで修業した高級料亭の親方に「一生ねじり『鉢巻き』をして勉強だ」と発破をかけられたことからです。1945年(昭和20年)より、当地で営業を続けています。

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店内に入ると、すぐにカウンター席、奥にはテーブル席があり、年季がかった写真や文豪たちのサインが飾られています。
かつて2階では「東京作家クラブ」の親睦会が定期的に行われており、毎月27日に開催されていたことから「二七会」と呼ばれていました。江戸川乱歩(えどがわらんぽ)、井伏鱒二(いぶせますじ)などの名だたる文豪が天丼を食べながら、歓談に興じていたようです。

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天丼の肝は丼タレ。その日の天候や気候によって微妙に味が変化するため、店主の長年培ってきた配分で調味料を調合しています。
毎朝、築地から身の大きな「活き穴子」を仕入れて、一つ一つ開いていくため、穴子が使われた料理は数量限定です。

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穴子海老天丼。
丼から飛び出る程の大きく新鮮な穴子天は、身がほっくりしていて、口の中で優しくほぐれます。衣は、こだわりの甘いタレと合わさることで、程よい香ばしさが引き立ち、しっとりして柔らかい食感。海老・蓮根・ピーマンの天ぷらが脇を固め、丼を彩ります。

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松天麩羅定食(まつてんぷらていしょく)。
海老・鱚(きす)・いか・かぼちゃ・茄子・蓮根・ピーマンの天ぷらの盛り合わせは、それぞれの食感の特徴を生かしつつ、軽やかな衣に包まれています。甘くさっぱりとした天つゆにくぐらせると、より一層素材の味が引き立ちます。

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穴子天麩羅重(あなごてんぷらじゅう)。
約20cmある穴子の一本揚げが2本、力強く盛りつけられています。脂が少なく、淡白で滋味深い穴子が存分に味わえる逸品です。とろみのあるたれは、衣に染みにくく、サクッとした食感でご飯が進みます。

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注文してから揚げる、天丼のお弁当もあります。天ぷら職人として、揚げたての天ぷらを多くの人へ、食べてもらいたいという店主の心意気が感じられます。

本の街として有名な神保町。文豪たちが、贔屓(ひいき)した天ぷらに舌鼓を打ち、当時の情景に思いを馳せつつ、古書巡りへ出かけます。

天麩羅 はちまき
住所〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-19
駅・アクセス都営三田線・新宿線、東京メトロ 半蔵門線 神保町駅 徒歩3分
営業時間[火~金]
11:00~21:00
[土日祭]
11:00~20:00
定休日月曜(月曜祝日の場合は翌日)
電話番号03-3291-6222


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