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銀座》和菓子“鹿の子(かのこ)”の専門店「銀座 鹿乃子」。「美味求真(びみぐしん)」を掲げた店内に並ぶ和菓子で、厳選された豆の個性を味わいます。

2016/12/26  

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東京メトロ 銀座駅 A1出入口を出て直進し、左手にある「すずらん通り」に入ります。そのまま進むとすぐ左手に「銀座 鹿乃子」があります。1階は売店、2階は喫茶店です。

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「銀座 鹿乃子」は、永年独特の技術による手づくりの和菓子“かのこ”や、あんみつ、大福などを取り扱う“かのこ”の専門店。お店の和菓子は、厳選された高品質の国内産素材で作られています。

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和菓子の“かのこ”は、お餅や求肥(ぎゅうひ)などを餡でくるみ、そのまわりに小豆や白いんげん、栗などをはりつける生菓子。豆が鹿の背中の斑模様に似ているため、その名が付きました。江戸時代中期の歌舞伎役者、嵐音八(あらしおとはち)の実家である人形町の和菓子屋から売り出され、そこから全国に広まったと言われています。

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「銀座 鹿乃子」という店名は、和菓子“かのこ”が由来と思いきや、そうではないのです。1946年(昭和21年)、初代の吉田千歳氏が個人経営で甘味店、有限会社鹿乃子を創業。「銀座 鹿乃子」という店名は、創始者がもともと「鹿嶋」で営む和紙問屋の子だったことから、“鹿嶋の子”、“鹿乃子”となったそう。それから幾度の製菓工場移転や有名百貨店への出店、販売の拡張を経て、1990年(平成2年)に、この銀座本店が開業しました。

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屋号と同じ響きの和菓子“かのこ”を元に銀座銘菓をつくろうと、1960年(昭和35年)に考案されたのが「花かのこ」です。1962年(昭和37年)には内閣総理大臣賞・農林大臣賞を受賞しました。「花かのこ」より小粒の「姫かのこ」もあります。

店頭に並ぶ様々な和菓子の中から「花かのこ 6個入り(化粧箱)」「大納言 銀つば」「白つぶ餡 銀つば」「豆大福」「鹿乃子あんみつ」を購入。

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「花かのこ 6個入り(化粧箱)」。上品な“鹿の子模様”の化粧箱の中に、色とりどりの「花かのこ」がお行儀よく並んでいます。餡のまわりに贅沢に敷き詰められた豆や栗がつややかに光り、なんとも魅力的。

「花かのこ」に使用されている豆は、大きく良質なものを職人が手作業で選んでいます。北海道産の豆を柔らかく、そして綺麗に炊くために、機械に頼らず職人が手で確かめながら炊き上げています。昔から変わらない、丹精を込めた製法です。

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それぞれの「花かのこ」の中には、異なる種類の餡が入っています。まわりの豆や栗と、一番相性のいい餡を組み合わせているのです。餡の芯には、やわらかな求肥入り。

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一番人気の「栗かのこ」は、甘く煮られた大きな大和栗の中に、たまごの黄身の風味が利いた白餡。ほくほくとした食感と、濃厚な甘みを味わえます。

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“かのこ”の定番「小倉かのこ」。まわりに備中大納言あずきを使用。餡は、黒蜜の味がついた北海道小豆のこしあんです。小豆の美味しさが贅沢につまった一品。

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「鶯かのこ」。丸々とした青豌豆(あおえんどうまめ)の中に、宇治抹茶風味の白餡が入っています。青豌豆の独特な風味と、抹茶味の餡が見事にマッチ。素材の個性が光ります。

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「うずらかのこ」。ふっくらしたうずら豆の中に、大正金時豆のこし餡。餡にはわずかに塩が利いていて、餡の風味をさらに引き出しています。

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「京かのこ」。いんげん豆の一種である大福豆(おおふくまめ)の中に、和菓子の代表格である白餡。白餡は和三盆の風味がきいていて、上品な味わいです。

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「絞り(しぼり)かのこ」。模様が個性的な虎豆(とらまめ)の中に、あっさりした小豆のこし餡。大粒で柔らかな虎豆は、甘さもありながら後味はすっきり。

一口に“かのこ”といっても、一つ一つが個性豊かな「花かのこ」。それぞれ食べ比べてみたり、皆で好きな味を選ぶなどの楽しみも。豆の優しい食感と味わいは、あたたかい気持ちにさせてくれます。

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「銀つば」。“きんつば”という大阪生まれの和菓子を“銀座”で作るため、この名が付いています。最高級の極太備中大納言を使用した「大納言 銀つば」、国内産の大福豆と大手亡(おおてぼう)という豆を使用した「白つぶ餡 銀つば」の2種類があります。どちらも上品な甘さ。中には大和栗があしらわれており、味と食感のアクセントになっています。

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「豆大福」。分厚い皮は、もっちりとした食感。中には、少し塩気のきいた赤えんどう豆と、ほどよい甘さのつぶし餡がぎっしり詰まっています。食べ応えもありますが、くどさを感じさせません。

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「鹿乃子あんみつ」。寒天やたくさんのフルーツに加え、備中大納言のつぶし餡、赤えんどう豆、花白豆、虎豆、紫花豆(むらさきはなまめ)と、全部で5種類の豆が味わえます。豆にこだわる「銀座 鹿乃子」らしいあんみつです。

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お店の1階には、“美味しい食べ物を探し求める”という意味の「美味求真(びみぐしん)」の文字が掲げられていました。昔ながらの製法で、丹精こめて炊かれた豆。その様々な個性と奥深い味を堪能できる「銀座 鹿乃子」の和菓子に、「美味求真」の心を感じます。

銀座 鹿乃子
住所〒104-0061 東京都中央区銀座5丁目7-19 銀座すずらん通り
駅・アクセス東京メトロ 銀座駅 徒歩2分
営業時間月~金、日
1階 売店 10:30~19:00
2階 喫茶 11:30~19:00(L.O. 18:45)

土、祝前日
1階 売店 10:30~20:00
2階 喫茶 11:30~20:00(L.O. 19:45)
定休日元旦
Webhttp://kanoko.la.coocan.jp/
電話番号03-3572-0013


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