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新馬場》東京新百景のひとつ「品川神社」は、東京最大の富士塚、雲こまいぬ、一粒萬倍の泉など、多くの人の想いがつまったワンダーランドです。

2017/02/01  

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京浜急行電鉄新馬場駅 北口から国道15号沿いを北へ歩くと、大きな鳥居がかまえる「品川神社」が見えてきます。東京新百景にも数えられる品川神社は、多くの末社や文化財を抱える神社です。

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東海七福神の大黒様と双龍鳥居に迎えられ、長い石段を登ります。

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双龍鳥居は左右に龍が深く掘りこまれていて立派。東京三大鳥居にも入るほどで、品川神社最初の見どころです。

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石段の途中にある鳥居をくぐると、江戸七富士のひとつに数えられる富士塚の登山道へ。1869年(明治2年)に作られた富士塚は東京で最大といわれ、23区内にいながら霊峰富士のご利益を受けることができるパワースポットです。

麓にはこぢんまりとした猿田彦祠。旅の安全を守る「足神様 猿田彦神社」に手を合わせ、登山に出発します。

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歩みを進めると、すぐに二合目。猿田彦祠の隣ともいえる位置にある神変大菩薩(しんぺんだいぼさつ)にもご挨拶をします。神変大菩薩は、飛鳥奈良時代に活躍した役小角(えんのおづの)という呪術者で、修験道の祖として崇められています。

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役小角は人を惑わしたという冤罪により伊豆大島に流刑された際、毎晩島を抜け出し海の上を歩き、富士山に登り修行していたという伝説の持ち主。実在していたにも関わらず、左右に前鬼と後鬼を従え、仙人のような出で立ち。さらに呪術に優れ人間離れした力をもち、六甲山で修行した伝説まで残っているのですから、まるで天狗のようです。

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富士登山の先駆者を見習いテンポ良く登りつめ、7合目からは急な登山道に。手すりがわりの鎖に捕まりつつ、運動靴で踏ん張りながら登ります。

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ミニチュアの富士山とはいえ、なかなかの登りごたえ。頂上からの景色も良く、爽快な気分を楽しめます。

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ゆっくりと下山して、富士山をご神体とする浅間神社ににお参りします。両脇にかまえる狛犬は、狛犬好きの落語家の三遊亭円丈と日本参道狛犬研究会から贈られたものです。

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雲の上に乗っているので「雲こまいぬ」と呼ばれており、台座の裏側には三遊亭円丈の「愛好家として、狛犬を寄贈できた天にも昇るような気持ち」が記されています。多くの古典落語の舞台となった、かつての品川宿で落語家とのつながりを感じるエピソードです。

向かいの末社、御嶽神社は修験道のご本尊とする神社。あわせてお参りすれば、富士塚のご利益も高まるような気がします。

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立派な神楽殿を横目にみつつ、奥へと進み本殿へ。品川宿が栄えた時代、旅の無事や商売繁盛を祈願する人々で賑わいをみせた品川神社ですが、はじまりは旧東海道ができる前の1187年(文治3年)。まだ北品川商店街のあたりが海だった頃、源頼朝が海上交通安全と祈願成就を願って建立しました。

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徳川家康が関ヶ原の戦いへ出陣する際に戦勝を祈願するなど、徳川家とも縁があります。祈願成就の御礼として仮面や神輿も奉納されているので、ご利益は折り紙付き。

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本殿の隣には阿那稲荷神社の社へと朱塗りの鳥居。お社は上社、下社にわかれていて、上社は天の恵みの霊、下社は地の恵みの霊と霊泉「一粒萬倍の泉」が祀られています。

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「一粒萬倍の泉」は天、地、水の恵みで一粒の米から萬倍の稲穂が実ることにあやかって、名付けられた泉です。

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お稲荷さんをお参りしてから霊泉で印鑑や硬貨を清めて、お金を周辺の商店で使えば、商売運や金運上昇のご利益があるといわれているそう。経済にも気遣った地域密着型のシステムです。

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富士塚、雲こまいぬ、一粒萬倍の泉…。多くの人の願いやエピソードのつまった品川神社は、かつて栄えた品川宿のワンダーランドでした。

品川神社
住所〒140-0001 東京都品川区北品川3-7-15
駅・アクセス京浜急行本線 新馬場駅 徒歩5分
電話番号03-3474-5575


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