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森下》400年余の歴史をもつ「深川」発祥の地「深川神明宮(ふかがわしんめいぐう)」。「深川」の名の由来となった深川八郎右衛門(ふかがわはちろうえもん)の屋敷から始まりました。

2017/02/07  

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東京メトロ大江戸線 森下駅 A7出入口を出て「清澄通り」を南下し、2つ目の路地を入ると「深川神明宮(ふかがわしんめいぐう)」があります。ここ深川界隈はかつて小島が多い名もなき地域でしたが、摂津国の深川八郎右衛門(ふかがわはちろうえもん)らが新田を開拓したことにちなみ、1596年(慶長元年)徳川家康によって「深川」と名付けられました。

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「深川神明宮」では、凛々しく構える神明鳥居(しんめいとりい)が人々をお出迎え。八郎右衛門は神様への信仰が篤く、屋敷に小さな祠を建て伊勢神宮から天照大神(あまてらすおおみかみ)の分霊を勧請します。深川の地の発展とともに屋敷の祠も「深川総鎮守神明宮(ふかがわそうちんじゅしんめいぐう)」と呼ばれるようになり、人々に信仰されるようになります。

もともと「深川」の地は、深川神明宮が鎮座する森下が発祥の地ですが、時代の変遷とともに現在では門前仲町や木場を含む江東区一帯を指すようになりました。

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参道を進むと神輿庫(みこしこ)に描かれた絵画の数々が目に入ります。町の平和と繁栄を願い、日本画家・油画家・漆造形作家など、4人のアーティストにより描かれました。

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江戸三大祭りのひとつ「深川祭」に代表されるよう、にぎやかな祭りや、煌びやかな神輿の数々も深川の見所です。深川を象徴する12の町の神輿が描かれ、躍動、静寂、興奮…祭りの様々な瞬間が表現されています。

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手水舎でお清めし、社殿へ向かいます。
天照大神(あまてらすおおみかみ)を主祭神とし、伊勢神宮を総本山とする神明神社(しんめいじんじゃ)は日本全国に約5,000社存在すると言われています。日本最古の神社建築様式・神明造(しんめいづくり)の社殿は、切妻造りの屋根、堀立式の柱、平入の扉など、そこかしこに高床式建築から受け継がれた伝統的な意匠を感じさせます。

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深川神明宮にはふたつの末社があります。朱塗りの鳥居と幟(のぼり)が目を引く「和合稲荷神社(わごういなりじんじゃ)」では、夫婦和合の和合神社、商売繁盛の稲荷神社など、10社の末社が存在しましたが、関東大震災により灰燼(かいじん)に帰したため一社に合祀されました。

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社殿の前には神様の名称がずらりと掲げられ、かつて多くの神社が存在していた名残を感じさせます。

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もうひとつの末社「寿老神社(じゅろうじんじゃ)」には「深川七福神めぐり」の一柱である寿老神(じゅろうじん)が鎮座しています。寿老神は福禄長寿の神様として信仰され、長頭に白髭、巻き物をくくりつけた杖を持ち、長寿の象徴である鹿を従える姿が古来より語り継がれています。

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「深川七福神めぐり」は、「深川神明宮」、「富岡八幡宮(とみおかはちまんぐう)」、「冬木弁天堂(ふゆきべんてんどう)」、「心行寺(しんぎょうじ)」「円珠院(えんじゅいん)」、「龍光院(りゅうこういん)」「深川稲荷神社(ふかがわいなりじんじゃ)」の7社を巡る全長約5km、徒歩約2時間ほどのコース。順番に特に決まりはないですが、北側の深川神明宮か南側の富岡八幡宮から巡るといいでしょう。

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かつて“水の都”といわれるほどの栄華も誇る深川。清澄白河方面に足を伸ばせば、川や運河が張り巡らされた美しい景観を見ることもできます。歴史を知ればその土地を巡る旅も、より趣深いものになりそうです。

深川神明宮
住所〒135-0004 東京都江東区森下1丁目3−17
駅・アクセス東京メトロ 大江戸線 森下駅 徒歩5分


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