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森下》「高橋のらくろーど」にある1953年(昭和28年)創業「深川いろは煎餅」。名物「のらくろせんべい」は、きりっと醤油、ほのかな苦味の抹茶、優しい甘さの白砂糖。

2017/03/03  

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都営大江戸線「森下駅」A6出入口を出て清澄通りを南下し、4つめの交差点を左折すると、「高橋のらくろーど」という商店街に出ます。

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「高橋のらくろーど」は、漫画家 田河 水泡(たがわすいほう)氏の代表作「のらくろ」がイメージキャラクターになっています。
「のらくろ」は、1931年(昭和6年)の連載開始から50年に渡り執筆され、田河 水泡氏自身の徴兵時代を反映した世界観が話題を呼び、戦前からの作品としては異例の長期連載となりました。「のらくろ」はマイペースながらもひょうきんな性格で、食いしん坊な一面もあったそう。犬でありながら人間味あふれる「のらくろ」のキャラクターは、当時の子供達に爆発的な人気を誇りました。

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そんな「のらくろ」をあしらったおせんべいを販売しているお店があります。
「高橋のらくろーど」を西に進み、二つ目の曲がり角を通過し程なくすると、右手側に「深川 いろは煎餅」があります。

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1953年(昭和28年)創業の「深川いろは煎餅」。名物の「のらくろせんべい」が軒先でお出迎え。懐かしくも可愛いらしい「のらくろ」のイラストに思わず笑顔になってしまいます。

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「深川いろは煎餅」は、3代目の店主である中村 都さんと、その義母の民子さんの女性二人で切り盛りしています。現在は別の場所で焼いていますが、初代の意思を引き継ぎ、今も昔ながらの手焼きのお煎餅にこだわり続けています。

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日本の「煎餅」の歴史は古く、737年(天平9年)頃の正倉院所蔵の文献によると、小麦粉を油で固めた「いりもち」が、初期の「煎餅」とされています。
諸説ありますが、うるち米を潰し延ばしたものを焼いて作る、いわゆる米菓の「煎餅」は、日光街道の2番目の宿場町である現在の埼玉県草加市に当たる「草加宿」の団子屋が、団子を平らにして塩をまぶし炭火で焼き、旅人向けの商品として販売された事から始まったそうです。

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本格的に普及が始まったのは江戸時代とされ、利根川沿岸で生産された醤油で味つけしたものが、現在の「草加せんべい」の原型となりました。その後「草加宿」からほど近い江戸へ伝わり、全国各地に広まったそうです。現在「煎餅」とされるものは、この「草加せんべい」がルーツとされています。

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「深川 いろは煎餅」では、「醤油」「海苔」「胡麻」「ざらめ」などの定番のものから、「にんにく」「焼きとうもろこし」「きんぴらごぼう」など変わり種のお煎餅やあられなどの商品も含め、常時約100種類ほどが販売されています。

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「のらくろせんべい」は、昔ながらのきりりとした「醤油」と、風味豊かなお茶の香りとほのかな苦味の「抹茶」、優しい甘みとほんのり塩味の「白砂糖」の3種類。しっかりと硬いので、歯を立てて「パリン!」と小気味良く噛み砕きます。3種類の味を食べ比べれるので、お茶請けにもぴったりです。

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「深川いろは煎餅」のもう一つの名物、人の顔より大きなサイズの「大判せんべい」。贈り物に人気の商品だそう。香ばしさが一層強く、噛み応えも抜群です。割って食べるのも良し、歯が丈夫な方はそのままかぶりついて食べると、普段とは違う食感が楽しめます。

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「のり大丸」。
醤油味の煎餅に、香り高くパリッとした海苔が最高の相性。定番ながらもついつい手が出る美味しさです。

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しゃりしゃりとした食感が楽しい「ざらめ」。
ざらめ砂糖がたっぷりとまぶされ、醤油の風味と絡み合い、絶妙な甘辛さ。後を引く味わいです。

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「辛味」。
煎餅の表面にひびを入れ、より深く醤油を染み込ませて焼き上げています。たっぷりとまぶされた七味はしっかりとした辛さで、香ばしさを引き立たせています。

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「にんにくせんべい」
食欲をそそるにんにくの風味に、一味のピリリとした辛さが後を追います。醤油の焦げた風味とあいまい、嚙み砕くほどに香ばしさが口に広がります。

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昔ながらの手焼きにこだわりながらも、定番の味から変わり種まで、様々な味のお煎餅が揃う「深川いろは煎餅」。食いしん坊な「のらくろ」が、いろんな味の煎餅をバリバリっと景気良く食べる姿が見えてくるようです。

深川いろは煎餅
住所東京都江東区高橋8-4
駅・アクセス都営新宿線、都営大江戸線 森下駅から徒歩7分
清澄白河駅から314m
営業時間09:00~19:00
日曜営業
定休日不定休
電話番号03-3631-6385


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