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浅草》1000年以上の歴史『今戸神社(いまどじんじゃ)』はあっちこっちに、ねこ、ネコ、猫…??!。素敵なご縁の拠り所。

東京メトロ浅草駅から隅田川沿いに江戸通りを歩き、台東リバーサイドスポーツセンターを目指します。スポーツセンターの前にある三叉路の真ん中の道を行けば、今戸神社の鳥居(とりい)が見えてきます。

今戸神社は1063年(康平6年)に源頼義(みなもとのよりよし)・義家(よしいえ)親子が、京都の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)から神様を分けてもらい創建されました。

ご祭神は「伊邪那美命(いざなぎのみこと)」と「伊邪那岐命(いざなみのみこと)」。国を生み、さらに数々の神様をも生んだご夫婦です。
また日本最古の天皇と言われている應神天皇(おうじんてんのう)もご祭神の一人。

浅草名所七福神(あさくさなどころしちふくじん)の一人「福禄寿(ふくろくじゅ)」も祀られています。年齢が数千歳という仙人のようなおじいちゃんの神様で、「福=幸福」「禄=生活・経済の安定」「寿=健康にして長命」という3つの福徳を授けてくれます。

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神様ばかりではなく、「猫」も超有名な神社です。幸せを運んでくれる「招き猫」のルーツもここ、今戸神社にあるという説も。

こんな重鎮たちが見守ってくれている神社です。

鳥居をくぐって一番に目を引くのは、大量に結ばれた絵馬、絵馬、絵馬…
身体を清める場所であるはずの手水舎(ちょうずや)にまで、視界いっぱいの絵馬が結ばれています。これだけたくさんのお願いを叶えるなんて、神様も大変です。

珍しいまんまる絵馬。「角が立たないように」という意味を込めてこの形なんだそうです。絵柄ももちろんペアになった招き猫。

少し奥まったところに本殿があります。

大きな招き猫とご対面。

右手を挙げている猫はオスで金運や幸運を招き、左手を挙げている猫はメスで人(お客様)を招くとされています。

耳よりも高く手を挙げている…つまりより遠くの福や人を招いてくれるそう。よりよい縁を結んでくれそうですね♪

そして見てください。中央に「福禄寿」のおじいちゃんもしっかりと鎮座していらっしゃいます。とっても穏やかなお顔をしています。

平日でもちらほらと参拝に来ている人がいます。女性が多めですがもちろん男性もいます。私ももちろん気合いを入れてお参りしました。

本殿脇には、「石なで猫」のナギちゃんとナミちゃんです。なでなでした後にこの猫たちの写メを携帯の待ち受けにし、毎日お祈りすると願いが叶うそうです。

社務所(しゃむしょ)に続く道にも猫がいます。しかもこんなにたくさん!可愛さについつい足が止まります。

広々とした敷地の中で、みっしりと猫が密集した不思議な幸せ空間となっています…(ฅ`ω´ฅ)♡

ここで招き猫のルーツになった逸話の一つをご紹介。

江戸時代。
この界隈に住んでいたおばあちゃんが、貧しさから泣く泣く一緒に暮らしていた猫ちゃんを手放したところ、その日の夜夢枕にその猫ちゃんが。

(●ↀωↀ●){オレの姿を人形にしたら運気アップ☆だにゃー〕

おばあちゃんは地元の土を使い、早速猫ちゃんの今戸焼き人形を作成。あまりにも可愛かったためか、それを浅草神社で売ったところ爆発的ヒット!その後は幸せに暮らしましたとさ。
きっと猫ちゃんも帰って来て、また一緒に暮らせたのでしょう。めでたしめでたし♪

ここから、猫の像を作って祀ればいいことが♪と評判になったそうです。

お守りや置物も、もちろん猫!
スタッフが授与してもらった置物たちは、どんな幸福を運んでくれるのでしょう。

猫推しの今戸神社ですが、まだまだ話題は尽きません。

本殿脇、社務所とは逆方向に「今戸焼き発祥の地」と「沖田総司(おきたそうじ) 終焉の地」の碑があります。
実は日本の幕末を語るのになくてはならない存在である新撰組幹部の一人、沖田総司までもこの地に縁(ゆかり)がありました。

病(やまい)を煩っていた(わずらっていた)彼を看ていたのが、この地に住んでいた松本良順(まつもとりょうじゅん)医師。必死の治療の甲斐なく、沖田総司は労咳(ろうがい)で亡くなりました…

私たちの縁を結び、幸福を招いてくれる「今戸神社」。もちろん狛犬もいるのですが、ここでは「猫」が圧倒的存在感をほこります。

可愛らしい招き猫に心もほぐれ、
ついつい笑顔に。
そんな穏やかな笑顔が
人と人との出会いをつなぎ、
思わぬところから
素敵なご縁につながるのかも…♡

今戸神社
住所 〒111-0024 東京都台東区 今戸1-5−22
駅・アクセス 東京メトロ浅草線・銀座線 浅草駅
営業時間 社務所受付時間:9時〜17時

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秋葉原》神社が7つ?!いろんな神様がぎゅっと詰まっている『柳森神社(やなぎもりじんじゃ)』を参拝してきました!

JR、東京メトロ、TXの秋葉原駅 昭和通り口側から「昭和通り」に出ます。南に向い、神田川に架かる和泉橋を渡ってすぐの通りを右に曲がります。この辺りから小川町、淡路町あたりまでを神田須田町といいます。しばらく歩くと柳森神社(やなぎもりじんじゃ)が現れます。

この神社は1457年(長禄2年)室町時代、武将であった太田道灌(おおたどうかん)が自ら築城した江戸城の鬼門除けとして、京都の伏見稲荷大明神を勧請し、この地にたくさんの柳の木を植えたことから『柳森神社』という名前になりました。

江戸時代には多くの人で賑わっていたそうです。鳥居をくぐるとすぐに階段があり、降りると右手に手水舎(ちょうずや)があります。

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また大正末期から昭和初期に作られたという富士講の石碑が残されています。

そしてその前には、猫。
人に慣れているようすの猫が、この神社にはちらほらいます。

この柳森神社には、7つの神社(祠)が合祀されています。

本殿です。対のお狐様がいらっしゃいます。五穀豊穣、商売繁盛などのご利益があることで有名です。これは昔、豊かな実りを迎えた田園の稲穂に、山からおりてきたキツネ親子の体毛の色がとけ込み、繁殖=豊作のイメージとして結びついたことからきているようです。

向かって右のお狐様は「玉(ぎょく)(宝珠(ほうじゅ))」を持っています。玉は霊の力を象徴しています。

左のお狐様は「子キツネ」を抱えており、「子宝」を象徴しているようです。

屋根の両端で交差し高く突き出した部分を「千木(ちぎ)」といいます。日本の古代の住居の建築様式からきたとされ、大切な構造材だったそう。現在では神社建築を象徴する一つの要素になっています。一般的に、先端が垂直に切られている場合は男神、水平に切られている場合は女神を祀っていることを示していると言われています。つまりここは女神を祀っているんですね。

「幸神社(さいのかみのやしろ)」。
本殿の隣にひっそり、小さな祠がありました。1382年頃に創建され、もともとは芝増上寺大門(しばぞうじょうじだいもん)の付近にありました。昭和20年(1945年)太平洋戦争が一段と激しくなった頃にここで御神璽(ごしんじ)を預かることになったとのことです。

「おたぬきさん 福寿神」。
この神社の中で、最も有名な神社「福寿神」。江戸幕府五代将軍徳川綱吉の時代、ご生母であった桂昌院(けいしょういん)により江戸城内に福寿いなりと称して創建されました。桂昌院は八百屋の娘でしたが、春日局に見込まれ三代将軍家光の側室になったそうです。

他を抜いて(たぬき)玉の輿にのった桂昌院の幸運にあやかりたいと、こぞってお狸様を崇拝したと言われています。福寿神をかたどった像を懐中に忍ばせていた女中も多かったそう。そして明治維新後にここ柳森神社に移されました。

また「玉の輿」という言葉も、この桂昌院(元の名前が「お玉」といったそう)が大出世したことが語源だとか。

他抜きという語呂合わせから立身出世、開運、勝負運のご利益があるそうです。また、懐妊の狸像が本尊だそうで、安産のご利益もあるのでは、という説も。ユニークな表情のお狸様がたくさんいらっしゃいます!

「金刀比羅(ことひら)神社」。
香川県の金刀比羅宮(ことひらぐう)を総本宮とし、大物主神(おおものぬしのかみ)を祀る神社です。江戸時代に船による流通が盛んになり、海運業者や商人によって金毘羅信仰(こんぴらしんこう)が盛んに。

分社が全国に作られました。現在、金刀比羅神社・琴平神社は日本全国に約600社あるそうです。

「水神厳島大明神 江島大明神(すいじんいつくしまだいみょうじん えのしまだいみょうじん)」。
水の神様・龍です。すごく彫りが細かい!小さいながらも鱗やひげまで丁寧に作られているのが分かります。当時は神田川の対岸にありましたが、築堤の際に現在地に奉還されたそうです。どちらにせよ、神田川と密接に関係がありそうですね。この龍が『江島神社の五つの頭を持つ龍の伝説』によるものかどうかは分かっていないそうです。

※『江島神社の五つの頭を持つ龍の伝説』とは
昔、鎌倉にいた五つの頭を持つ龍が悪行を重ねていたそう。その龍が天から舞い降りた弁財天に一目惚れ、恋心を抱く龍を諭し悪行をやめさせた。この龍は山に姿を変え、現在の藤沢市龍口山になったとか。

「秋葉大神(あきばのおおかみ)」。
静岡県にある秋葉山(あきはさん)の神社が起源となっており、祭神は迦具土神(かぐつちのかみ)です。防火の神様として古くから信仰されているそうです。

「明徳稲荷神社」。
明徳稲荷神社は現在東京都中央区にあり、祭神は宇気母智神(うけもちのかみ)です。創建年代や、また柳森神社内のこちらの明徳稲荷神社との関係性などは不詳だそうです。

祠の他、「力石」もあります。

「力石」とは、当時若者たちが力試しに用いた石のこと。この境内にあるものは、大正時代、当時有名だった力士の一派が使っていたとされています。名前のような字が掘られ、赤く色づけされていました。

そして、御朱印(ごしゅいん)はセルフです。朱印料100円をお賽銭箱に入れてから押します。

ちなみに御朱印とは、お寺や神社でいただくことのできるご本尊様や神様の分身とされているとてもありがたいものです。

こんな感じです。

大都会の片隅に、木々が鬱蒼と生い茂った神社「柳森神社」がありました。しかもたくさんの神社が合祀されており、後から調べてみると思っていた以上に深い世界が広がっていました。興味深いのは、一つの神社にお狐様・お狸様・狛犬・龍・そしてネコと、たくさんの生き物がいたことです。

お世辞にも広いとは言えない、むしろ狭い境内の中でいろんな神様がぎゅっと詰まっている不思議な感じ。こんな神社、日本全国探してもなかなかないのでは?

柳森神社
住所 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2-25-1
駅・アクセス JR山手線・京浜東北線・総武線・東京メトロ日比谷線 秋葉原駅
営業時間 7時-18時
定休日 無休