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東銀座》喫茶「アメリカン」の名物「タマゴサンド」。具に負けないおいしさのパンを半斤使用した、伝説のサンドイッチ。作業員たちの働く活力です。

東京メトロ日比谷線・浅草線 東銀座駅A3出口を出ます。歌舞伎稲荷神社の奥、木挽町(こびきちょう)通りに入りしばらく進むと左手に「アメリカン」が見えます。

木挽町通りは歌舞伎座の裏にある、銀座3丁目から8丁目まで続く通りです。こじんまりとした通りの中、鮮やかな緑の庇(ひさし)が際立ちます。

「アメリカン」は1983年(昭和58年)創業の喫茶店。場所柄、歌舞伎俳優や舞台女優達のファンも多く、数多くサインが飾られています。いまでは有名店のアメリカンですが、2010年歌舞伎座の閉場をきっかけに危機が訪れます。人通りが減り、周辺の飲食店は次々と閉店していき、毎日半額セールを行う日々が続きました。

しかし歌舞伎座の閉場から数ヶ月後、歌舞伎座工事の作業員たちが訪れるようになります。腹持ちのいいボリューミーなサンドイッチの人気は口コミで広まり、買いに来る人も多くなります。2013年4月に歌舞伎座は新装オープン。木挽町通りには人通りが戻り、無事危機を乗り越えることができました。

テイクアウトは9時から。パックいっぱいにサンドイッチがつまっています。ランチタイムは近隣で働く人々でにぎわうそう。パンの耳も一緒に入れてくださいます。

モーニングは400円のドリンクに、サラダ、トーストをそれぞれ100円で追加することができます。作業員達に人気のボリューム満点のサンドイッチはいったいどんなものなのでしょう。ドキドキしながら店内へ。

テーブル席が28席。ほの暗い照明が心地よく、ゆったりとした時間が流れています。

店主は佐賀県出身。天井、壁一面には佐賀県のあらゆるポスターが。佐賀のアンテナショップは東京にないため、特産品おすすめの店としての役割も果たしているそう。

お孫さんと撮った写真や、お孫さんからの手紙、店主のイラストなども飾られています。気さくで明るい店主が愛されている様子が伺えます。

注文からほどなくして、なみなみに注がれたコーヒー、分厚いトースト、てんこもりのサラダが運ばれてきます。全てがアメリカンサイズです。コーヒーカップは佐賀県の有田焼き(ありたやき)を使用しており、ひとつひとつ柄が違います。

トーストは2枚。ジャム、バターが付いています。

外はこんがり、中はふわっとしたトースト。カリっとした歯ごたえが楽しい。1枚目はバターとともに頂きます。トーストとバターというシンプルな組み合わせですが、喫茶店で朝ごはんをゆっくり味わう時間はなんだか贅沢。それだけでいい1日を過ごせるような気がします。

2枚目はサラダと一緒に。タマゴ、シーチキンとりんご、シンプルなポテトサラダの3種類のサラダは、マヨネーズたっぷりでクリーミー。そのまま食べてもトーストに乗せても楽しめます。食べきれなかった分は持ち帰ることもできるので、女性でも安心ですね。

店内のテーブルには、ボウル2つ分に乗った卵が。「アメリカン」といえば、「タマゴサンド」。テイクアウトで「タマゴポテト」「ハンバーグポテト」を購入しました。

「アメリカン」では、食パン半斤を横に切って使用しています。5㎝ほどある分厚いパンに、多めのマヨネーズと粗くつぶしたタマゴがたっぷりと。ポテトサンドはジャガイモとにんじんが入った甘めの風味です。大口を開けてがぶりと豪快に頂きます。

ハンバーグサンドは、コショウ入りの粗挽きのハンバーグに、サウザンドレッシングのような酸味とコクのバランスがとれたソース。

具に負けないくらい美味しいパンは、「新橋ベーカリー」のもの。しっとり、もっちりしたパンの秘密は、焼きたてをすぐ袋詰めしたものを仕入れているため。

「こんな不景気の時代だからこそ、安くて美味しいものをお腹いっぱい食べて欲しい。」という思いから、ボリューミーなサンドイッチを作り続ける「アメリカン」。

サンドイッチと正面から向き合うことを教えてくれる、
伝説のサンドイッチに出会えました。

アメリカン
住所 〒104-0061 東京都中央区 銀座4丁目11−7
駅・アクセス 東京メトロ日比谷線・浅草線 東銀座駅 徒歩3分
営業時間 8:00〜18:30
定休日 土曜日、日曜日、祝日

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